◇持ってきたよ

ゆずが、じーっとママちゃんを見つめています。

チラっとこちらを見たりもします。

ゆずの“かまって攻撃”の開始です。

お気に入りのおもちゃの前で、
じっと待っているんです。

動かしてくれるのを待っています。

待ちきれなくなると一人で戯れますが、

あまり楽しくないみたいですね。

それでもあきらめないのが、ゆずです。
こんなときは、実力行使です。

ママちゃんの手元に移動し、
「もってきたよー。」と熱烈アピール。

「これ、これ、これで遊んでー。」

ママちゃん、テレビに夢中で、
ゆずの様子に気がついてないみたい。

ゆずはも辛抱できず、
「おい！」

「おい！おい！」

「おい！お～い！」

と、全身でアピールを開始。

さすがのママちゃんもこれは無視できず。

途中で、カイも誘ってみたり、

トイレ休憩をしたり、

多少の中断はありましたが、
ゆずが疲れて眠るまで、
延々とこの遊びが続きました・・・。



ゆずは、遊び好きなんだ！

そう思うでしょ？

でもね、
そう思っておもちゃを買ってくると、
はじめはいいのだが、
ゆずもカイもすぐに飽きてしまう。

部屋の隅っこに、
無残に放置されていることたびたび。

ニャンコBrothersが気に入る遊び道具って、
今回のカーペットの切れ端のように、
“もう捨てるよ、それ”っていうようなものばかり。

“お菓子のフタ”とか、
“丸めた紙屑”とか、”コンビニ袋”とか。

いつかは、ごみを入れたコンビニ袋を、
大事そうにくわえたカイが、
キッチンから飛び出してきたことがあったなぁ。

人間が思う猫にって“楽しそうなもの”と、
猫が本当に”楽しいもの”って、
かなり差があるんだなあ、きっと。

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