昨日の午後のこと。
よく晴れた、暖かな日。
ニャンコBrothersもご機嫌で、
それぞれがのんびりと、
くつろいでいた。
人には少し暑いけど、
猫にはちょうどいいのかな?
そんな穏やかな一日。
・・・・に、なるはずだった。
先に言っておこう、
「ゆず、カイ、本当にごめん。」
この日我が家では、
エアコンの移設工事が予定されていた。
部屋の模様替えにより、
寝室が別の部屋に変わった。
旧寝室に設置していたエアコンを、
現寝室に移設する工事だ。
暑くて眠れないことがないように、
夏本番を迎える前の今、工事をお願いしていた。
お願いしたのは、
ママちゃんの実家でごひいきの電気屋さん。
ママちゃんが子供のころから、
ずっとお世話になってるんだって。
全く知らない人が来るよりいいからね。
工事のあいだ、窓全開、玄関も全開になる。
おまけに普段はいない人が、我が家にやってくる。
ニャンコBrothersに何かあっては一大事。
工事の間どうする?
ニャンコBrothersには避難してもらう必要がある。
前日の、ママちゃんとの協議の結果、
エアコンを取り外すまでの間、
ケージの中に入ってもらうことにした。
驚いて外に飛び出すことばかり心配していたので・・・。
ケージの中の水を交換し、
テントを入れて準備した。
不思議そうにしていたが、
少しの時間だからと言い聞かせ、
ケージの扉を閉めた。
我が家に来た日以来だ。
ケージの扉をロックしたのは。
電気屋さん到着。
ママちゃんの両親も到着。
そして部屋に入ってきた。
すると、
ニャンコBrothersはケージの中で大パニック。
よく考えれば、
こうなることは予期できたのかもしれない。
腰に工具をぶら下げた電気屋さんが、
脚立を担いで入ってきたのだから。
カチャカチャと、
今まで聞いたことのない音をさせて。
逃げ場を求めて、
ケージの中で右往左往するニャンコBrothers。
どちらかは分からないが、
おしっこも洩らしちゃいました。
生まれて初めて、
トイレ以外でのおしっこです。
ニャンコBrothersのパニックぶりを見て
俺も、ママちゃんもプチパニック。
どうしていいか分からない。
ケージにバスタオルをかけて目隠しをしてみたが、
落ち着くどころか、
パニックを助長させてしまったようだ。
そりゃそうだ。
知らない音がするのに、
その元凶が確認できないのだから。
人間だって怯える環境だよ。
どうしよう。
ニャンコBrothersを安全に隔離できる場所はただ一つ。
普段は入ってほしくないが、洗面所しかない。
怯えるニャンコBrothersを入れたまま、
ケージを洗面所へ運ぶ。
ゆずもカイも、
体中がおしっこまみれだったが、
今はそんなことはかまっていられない。
洗面所の扉を閉めて、
ケージの扉をオープン。
ゆずは、
恐怖のあまり、
腰を抜かしてしまったようだった。
うまく歩けない。
それでも、
必死で洗濯機の下に潜り込む。
二匹とも潜り込めたのには驚いたが、
それよりも、
ニャンコBrothersの怯えぶりに愕然とした。
なんとひどい目にあわせてしまったのか・・・。
よくよく考えれば、
こうなることを十分予想できたのに・・・。
ママちゃんと共に猛省した。
ニャンコBrothersには、
工事が終わるまで、ここにいてもらおう。
洗面所に、
いつも使うトイレと、
いつも使う器に入れた水を運んだ。
ゆずもカイも、
頭を奥に突っ込んで、
小さく丸まっている。
ママちゃんと交替で、
洗面所にこもって様子を見ながらしばし待つ。
最初に落ち着きを取り戻したのはゆず。
周りをキョロキョロ確認しながら、
そーっと洗濯機の下から出てきた。
小さく「ニャっ」と鳴いて、
俺の手にすり寄ってきた。
もう謝ることしかできない。
ごめん。ほんとうにごめん。
怖かったよね。
おしっこ臭いがそんなことは気にならない。
ゆずを抱き上げ謝り続けた。
そして、
硬く絞ったタオルで、
ゆずの全身をきれいにふいた。
そうこうしているうちに、カイが出てきた。
そーっと、そーっと。
手を差し出した。
ペロペロとその手を舐めるカイ。
こんな怖い思いをさせたのに・・・。
ごめん。ごめんよ。
もう二度と、
こんな思いはさせないからね。
その後、
工事が終わり、
日常を取り戻した我が家。
ニャンコBrothersも日常生活を取り戻した。
いつも通り、自由にくつろいでいます。
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